日々、みなさまからのご相談を
おうかがいさせていただくなかで
ひしひしと感じているのは、
自信の無さや
自己否定をなんとかしたい、
自分を認める気持ちを育てたい、
という強い思いです。
単刀直入に言ってしまいますと、
『瞑想』を重ねていくと、
ネガティブとかポジティブなんて
それほど問題ないようになります。
あってもいいよね、
そんな気持ちも・・・
といったような
受け取り方になります。
大切なのは、
今、どうするかなのですから。
その結果、否定されても
それほど動揺しなくなります。
『瞑想』では、
固定的で確固たる価値が
あるものは何もないんだと
捉えていきます。
『瞑想』の基本は、
『気づき』です。
『気づき』の基本は、
“批判しない”
“解釈しない”
“評価しない”
です。
特定の一方向の価値に
偏らない『気づき』の作業を
繰り返し実践していくんですね。
そのように実践していくことで、
あらゆることがらをそのまま
受け止めていくことが
できるようになっていきます。
そんな気持ちがあるんだね、
といった具合にです。
その結果、
自分の感情を受け止めていく
ことができるようになって、
自分への信頼や自信を持てる
ようになっていきます。
もう少し
言い方を変えてみると、
一面的な捉え方が
多面的な捉え方へと
変わってくるということです。
ものごとにはたくさんの
側面があるわけですし、
見方はたったひとつだけ
ということもないわけです。
受け止め方が
変わってくることで、
次の行動が
変わって来るんですね。
具体的に行動をどのように
変えたらいいのかを
考えられるようになったり、
素直に言葉を受け止めることが
できるようになったりします。
自分への信頼や自信が
生まれてくるようになると、
他者との関係性についても
変わって来るんですね。
結果的に冷静さと
落ち着きが得られます。
同時に情報を整理していく
力が養われるようになるわけです。
言葉を整理しながら意見を
言えるようになりましたですとか、
整然とまとまったことを
発表することができるように
なりましたという
報告が聞かれるのは、
このような過程が
あるからなんです。
行動力や思考力が
養われてくるんです。
これが『思慮深くなる』
ということなんですね。
みんな繋がっているんですよ。
ですから、
ひとつ変化があるということは、
さらに大きくその影響が
及んでいくということなんです。
『瞑想』とは、
元来、あらゆるものは
常に変化していること、
いわゆる『無常』ということを
観察して洞察していくことです。
それは、ひらたく言えば、
今、目の前にある現実に
対する『受容力』を深めて
いくということなんです。
もしかすると、
ピンと来ないという方も
いらっしゃるかと思います。
文字で書くと、
ちょっと小難しい
かもしれません。
それは、食べ物の味は、
文字や言葉で説明されても
全くわからないのと同じです。
食べ物の味は、
実際に食べてみないと
甘い・辛い・酸っぱい
はわからないんです。
いつまでたっても
『わかった』
ことにはならないんですね。
ご自身の実践を
通していただかないと、
“揺るがなくなる”
“問題ではなくなる”
ということの意味をスッキリと
腑に落とすことはできません。
だからこそ『瞑想』の
意味があるわけなんですね。
あなたもぜひ、
私たちの実生活の中で
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《私の理念&使命》
微笑みの国・タイで学んだ仏教の生き方と
正統な仏教の『瞑想』を人生の基盤として、
私たちがより明るくて、よりおだやかに
生きるための確かな道を伝えていくことです
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