近年、“○○瞑想”などといった
さまざまな『瞑想』が横行しています。
厄介なのは、
そうした『瞑想』を実践して、
逆に心の調子を崩してしまったり、
かえって精神的に悪化してしまうという
ケースが多々あることです。
さらにタチが悪いのは、
精神的に辛くなってしまう『瞑想』を
強引に『やってください！』と言って、
指導者がすすめるというケースです。
心を調えたくて
『瞑想』しに来ているのに、
心の調子を悪く
させられてしまったのでは、
本末転倒も甚だしいですよね。
どうして、
精神的に辛いと言っているのに
強引にすすめるんでしょうかね？
そこは指導者の
力量だと思いますし、
心の不調を解消できる方法を
提案するというのが指導者の
役割のひとつだと思います。
実際にカウンセリングを
しているわけではないので、
あくまでも憶測の域を
出るものでありませんけれども、
ほんの少しだけケースを
検討してみるとすると・・・
その“なんとか瞑想”という
なんらかのワークの実践を通じて
思考のループにはまってしまった
可能性が考えられます。
心の調子を
崩している状態というのは、
言い換えれば、
精神的にツラい状態のことです。
精神的にツラい状態に
なってしまう大きな要因は、
ひたすら『思考』に
はまってしまうことなんです。
『瞑想』の観点から言えば、
まずは、そうした思考や妄想のループ、
思考の繰り返しと言いますか、
どっぷりとつかり切っている状態を
どうにかしないといけません。
頭でグルグルと考えてしまって、
さらに苦しくなってしまって、
どんどんとはまり込んでしまって、
その結果、ドロ沼状態になるんです。
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『瞑想』の基本は、
『気づき』です。
『気づき』の基本は、
“批判しない”
“解釈しない”
“評価しない”
です。
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ところが、
そのワークでは、
何らかの理由で思考してしまって、
判断して、解釈して、評価してしまって、
グルグル思考に入ってしまったというわけです。
ここは是非とも
覚えておいてくださいね。
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悩んでいる状態とは、
考えている状態です。
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すなわち、
苦しんでいる状態というのは
考えている状態のことです。
今、私の目の前に
“ない”ことをあれやこれやと考えて、
妄想を膨らませている状態なんです。
それは、勝手に自分で自分を
苦しめてしまっているんですよ。
この状態から
いかにして抜け出していくかが
その解決に向けての
第一歩になるんです。
どんな『瞑想』に取り組もうと、
ご本人のお気持ち次第なので自由です。
またどのように感じたとしても、
基本は主観の世界なんですから、
他者からの強制ではありません。
もし、実践すると、
苦しくなるのでしたら
離れてください。
苦しいという気持ちを
抑えてまで実践する
必要なんてないんです。
気持ちを否定することなんて
誰にもできないんです。
私が実践している
『瞑想』以外はダメだなんて
言うつもりもさらさらありません。
その『瞑想』は、
その『瞑想』でいいんです。
どのように感じようとも
本人次第なのですから。
ただし、
『瞑想』の基本となる部分、
つまり、
どういったプロセスで
こうなるのかという、
『瞑想』の原理・原則は、
きちんと理解しておかれることを
おすすめしたいです。
『瞑想』は、
不確実なことを
妄信することから
解き放っていくことが
目指すべき方向なのですから。
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《私の理念&使命》
微笑みの国・タイで学んだ仏教の生き方と
正統な仏教の『瞑想』を人生の基盤として、
私たちがより明るくて、よりおだやかに
生きるための確かな道を伝えていくことです
個人の心のおだやかさは、
社会全体の心のおだやかさです
不安・恐れ・迷い・怒り・・・でも安心！
『瞑想』で意識の向け方を変えて心が楽になる
本当の安らぎと喜びに満ちた生き方へと変わる
『おだやか瞑想』