『瞑想』の実践を重ねていくと
ものごとの見方が変わっていきますよ。
このようにお話しています。
なぜ見方が
変化するのでしょうか？
今日は、この“なぜ”に
迫っていきたいと思います。
いろいろな物事の
見方があるかと思いますし、
時には、そのものの見方自体に
苦しめられることがあります。
『瞑想』の実践でその苦しみは、
どうなっていくのでしょうか？
私の場合はと言いますと、
『瞑想』の実践を重ねていたら、
どうでも良くなった。
それが正直な
実感で感想です。
『瞑想』では、
固定的で確固たる
価値があるものは
何もないと捉えていきます。
ポイントは、
ここなんです。
『瞑想』ではすべてが
等しい価値であって、
どちらが優れていて、
どちらが劣っているという
見方はしないんです。
私は、タイから
日本へと帰って来て、
再びこの日本の社会の中で
さまざまな苦悩に
打ちのめされて来たなかで、
『瞑想』の本当の意味を
理解することができたんです。
こんなにも
世界が変わるんだ！
ということを
実感できたんですね。
それまでは、
『瞑想』なんて何の役にも
立たないじゃないか！
と思っていたこともありました。
わざわざタイまで行くほど
『瞑想』に熱い熱い熱意を
持っていたのに・・・・・・です。
絶望し過ぎて
冷めたってやつです。
でも・・・
日本の社会のなかで
もがき苦しむなかで、
やっとわかったんです。
『価値』を
決めているのは自分ですし、
『価値』を
感じているのも自分です。
どのようなことで
苦しみを感じるのかは
人それぞれですが、
例えば・・・
自分自身の価値観や
長所と思うところや
短所と思うところを
どのように認識して
いくかというところで、
すべてを“否定的”に
捉えてしまっていたことが
大きな要因になっていました。
毎回毎回否定的な
捉え方をしているうちに
マイナス要因しか
目につかないように
なってしまっていたんです。
必要以上に
否定的になっていた。
それで、さらに
否定的なっていった。
この繰り返しでした。
ここで、
通常の自己啓発セミナーや
一般的な心理学などでしたら、
肯定できることを
探しましょうですとか、
ポジティブな感情へと繋がる
ことを考えていきましょうとか
教えられるはずです。
でも、
『瞑想』は違うんです。
そんなことは言わない。
そんなことはどうでもいい。
ここが私の心を
強くとらえたんです。
だって、そうでしょう？
肯定できることですとか、
ポジティブなことですとか、
簡単に探せますか？
私には、
できなかったです。
慰めなんか
いらないんです。
誤魔化しなんか
いらないんです。
今、心を軽く
してほしいんですよ。
そんなことをして、
ちょっとでも変わるのかよ！
なんてことを思っていました。
（また否定的な見解ですね・笑）
『瞑想』では、
ただ冷静に自身の
心の動きに『気づく』。
冷静に自己を覚知して、
今できる最善の一歩を
踏み出していきなさい。
このように
実践することを
教えているんです。
これなら、ボクにも
できそうだと思いました。
そこから実際に
動き始めたんです。
いいとか悪いとか
考えているのは私です。
ただただ自身の心の動きに
気づいて眺めてみてください。
そんなことを
考えてはいけないとか、
そんなことは
考えたくないとか、
そのように思っているのは
実は、勝手な自分の思い。
そうした心の動きは、
単なる現象のひとつ。
心の自然な流れで
心の自然な動きなんです。
今、現在の、
自身の感情や考えを
認知するだけで
心は静まっていくんです。
心が静まっていくと、
より適切に自身を把握することが
できるようになっていくんです。
すると・・・
必ず今までにはなかった
ものごとの感じ方や捉え方が
できるようになっていくはずです。
結果的に大きく
変わっていることでしょう。
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