新・タイ佛教修学記

苦手な人と顔を合わせなければならない時の7つのコツ

 

苦手な人と顔を合わせなければならない・・・誰もが嫌なことです。

 

 

日常生活のなかでは、決して一度や二度のことではないばかりか、必ず遭遇するものです。

 

そのような時・・・“気づき”というものに少しだけ意識を向けて生活していくことで、感じ方の方向性が大きく変わってきます。

 

 

苦手な人と顔を合わせたり、苦手な人と話をしたり、ありとあらゆるさまざまな場面において、“気づき”を意識していくのです。

 

 

たまらなく腹が立つこともあることでしょう。

 

他人から嫌なことを言われることもあることでしょう。

 

嫌な仕事や、やりたくもない仕事を押しつけられることもあることでしょう。

 

 

しかし、「気づき」ということを意識していくことで、特定の人に執着したり、怒りにとりつかれたりといったように、感情の中へと巻き込まれることが確実に減ります。

 

少なくとも、長い時間嫌な感情に苦しみ、悩まされ続けるということが減ります。

 

 

「気づき」でもって、「来たな!」と対応すると、意外にもうまく対処ができることも少なくありません。

 

さらには、“不意”に「嫌な感情」が襲って来た時にも、うまく対処することができるようにもなります。

 

 

・・・私はまだまだ、“不意”を突かれた時のうまい対処までには至ってはいませんが、対処が可能になるだろうなという実感があります。

 

ともあれ、より善く生きたい、より善く過ごしたい、そのためには自分自身はどのように動いていくべきなのか?ということがとても大切な「肝」となってきます。

 

 

それでは、具体的に「私」は、どのように行動すればよいのでしょうか?

 

苦手な人と顔を合わせなければならない時の対処方法として7つ、具体的なコツをお伝えさせていただきたいと思います。

 

 

 

1、

深呼吸をして一息でも二息でも間隔と余裕を持つ。

 

 

これは、まずは「落ち着く」ということです。

 

怒りが起こってきた時というのは、必ず冷静さを欠いているものです。

 

すぐに呼吸を意識してください。

 

すぐに深呼吸をしてください。

 

是非とも、瞑想実践している時のことを思い起こしていただきたいと思います。

 

 

2、

自分の感情を観察して、「気づき」を入れる。

 

 

「ムッ」とした感情が沸き起こってきたその時、その感情に「気づく」(サティ)ようにします。

 

日常では、自分が何を思い、何を考えているのかを意識して生活してはいません。

 

気持ちが乱れた時や怒りの感情が起きてきた時などは、特に注意が必要です。

 

 

例えば、会社の上司から“お小言”を言われたとします。

 

そして、嫌な感情が起きてきたとします。

 

・・・その瞬間に、すぐさまその感情に対して「嫌な感情」が起こって来たということに気づきを入れます。

 

思いのほか、感情が乱れないようになります。

 

さらには、実に冷静な“返答”ができます。

 

是非とも、それぞれの場面において、当てはまる部分を自分に当てはめて、参考としていただきたいです。

 

 

3、

相手のいいところや相手の状況を理解しようとする。

 

 

相手に“成り切る”ことは不可能ですが、理解しようとすることは可能です。

 

相手がどのような理由でもって、私にこのように言っているのだろうか・・・ということを冷静に考えてみるのも大切です。

 

もしかすると、自分の勝手な思い込みや勝手な勘違いなどで、相手を怒りの対象として見てしまってはいませんか?

 

そこに気がつけば、嫌な感情も少しはやわらぐかもしれません。

 

 

4、

相手に対して、「幸せでありますように」「おだやかな心でありますように」と願う。

 

 

いわゆる慈悲の瞑想です。

 

“怒っていることが好きだ”という人は別として、常識的には怒るということは、決して気分の良いものではありません。

 

相手の怒りが和らいで、相手の心がおだやかになることを願ってみることをおすすめしたいです。

 

そのように願っていると、やがては自分自身の心もおだやかなものとなってきます。

 

この「自分自身の心がおだやかになってくる」というところが重要です。

 

何よりも自分の心が乱れていたのでは、おだやかにものごとを観たり、考えたりすることなどできません。

 

この点は、必ず心に留めておきたいことです。

 

 

5、

苦手な人やつき合いにくい人から、できる限り興味や関心、意識をそらすようにする。

 

 

ここからは、さらに強い怒りの感情に対する具体的な対応方法となってきます。

 

 

・・・そうは言っても、やはり腹立たしいものは腹立たしいし、嫌いなものは嫌い、嫌なものは嫌です。

 

これはもっともなことで、それが人間の感情というものです。

 

しかし、簡単にはおさまらない怒りの炎とつき合っていかなければなりません。

 

心というものは、興味や関心のある方向へと向かっていく性質があります。

 

好きな対象、好ましい対象に興味や関心が向かっていくのと同様に、(負の方向性という意味で)嫌な対象へも興味や関心が向かっていきます。

 

つまり、より強くて興味や関心がある方向へと向かっていくため、“気になる”わけです。

 

「ムッ」とした感情が沸き起こってきたその時、その感情に「気づき」を入れることができるというのが最も望ましい対応ですが、なかなかできない場合には、「ムッ」とした感情が沸き起こってきたその時に、別のことを考えてみるようにすると効果的です。

 

「今日は、どこへ行こうかな」でもいいですし、「今日は、何を食べようかな」でもいいです。

 

意識を他の対象へと向けていくことで、怒りの感情をそれ以上つかんでしまわないようにするのです。

 

怒りにとらわれて、取り乱してしまったり、心を汚してしまうよりは、はるかによい対応です。

 

 

6、

仕事や他者に影響がなく、迷惑をかけないようであれば、物理的に距離を置く。

 

 

・・・それでも、対処しきれないことはあります。

 

仕事や他人に影響がなくて、迷惑をかけないようであれば、嫌な対象や好ましくない対象と物理的に距離を置くこともひとつです。

 

これは、端的に言えば、前述の「5」の意識を逸らすことにも通じます。

 

近くにいるから気になるのですし、関わっているからこそ、嫌な感情が沸き起こってくるのです。

 

ただし、他人に迷惑が及んだり、仕事上問題が発生する場合には推奨できないため、よくよく注意が必要な手段です。

 

 

7、

どうしても自分にとって耐えることができなかったり、自分にとって悪影響が及ぶということであれば、環境自体を変えるようにする。

たとえば、転職する、引越しする、連絡を取らない・・・などを具体的に検討する。

 

 

自分が身を置く環境は、大変重要です。

 

環境が身体の健康、心の健康など、ありとあらゆるものにその影響が及ぶということは、言うまでもないことです。

 

まさに「朱に交われば赤くなる」という諺の通りです。

 

しかしながら、さまざまな事情というものがありますから、容易には実行できないこともたくさんあります。

 

当然、そのことも考慮したうえでのことです。

 

何に関しても言えることですが、自分にとって適した環境ではない場所であるならば、できる限り早期に離れるべきだと私は考えています。

 

自分にとっても、周囲にとっても、双方にとって好ましくないからです。

 

なによりも、自分自身が辛いでしょう。

 

これは、私も経験してきたことです。

 

だからこそ、確信をもってお伝えすることができます。

 

自分に適さない環境は、良い考えを生みませんし、良い結果を生みません。

 

また、卑屈で偏狭な心へと変えてしまいます。

 

さらには、愚痴にまみれて、攻撃的になってしまうこともあります。

 

当然、周囲の人たちに対しても、良い影響を及ぼすことはなく、人間関係も悪化していくばかりです。

 

周囲の人たちに対して、良い影響を及ぼすことのできる人になりたいものです。

 

 

もしも、すぐに環境を変えることができないのであれば、変える方向で今できることに取り組み、準備していくことを強くおすすめしたいと思います。

 

 

以上が苦手な人と顔を合わせなければならない時の7つのコツです。

 

時と場合によって異なりますので、臨機応変に対応していくことが総合的なコツです。

 

 

 

ここを読んだからといって、あるいは他の何かをやったからといって、明日からすぐに苦手な人と顔を合わさなくてもよくなったり、嫌な感情がすぐに心地の良い感情に変化したりするといったようなことは、まずあり得ません。

 

明日からも、今までの状況は続きます。

 

しかし、ほんの小さな心がけが大きな変化を生んでいくのだということを忘れないでいただきたいと思います。

 

ほんの小さな進歩や変化を味わって、評価することを心がけてください。

 

他者と比較するのではなくて、昨日までの「私」と比較してください。

 

 

たとえ、ほんの少しであったとしても、おだやかな心へと近づくことができたのであれば、それは実に大きな一歩です。

 

だから、他者と比較する必要は全くありません。

 

この小さな一歩が大いなる一歩です。

 

 

“見方”や“感じ方”というものは、生まれてこのかた長い長い年月の中で身につけてきた、いわば“自分の癖”のひとつです。

 

その自分の癖と正面から向き合っていくわけです。

 

そう簡単に修正することなどできません。

 

しかし、ほんの少し意識することで、それが可能となります。

 

 

その肝要は、「善き生活習慣をつける」ということです。

 

少しずつでいいので、気づいていくことが、善き生活習慣への第一歩であり、自分の心を浄めていく、小さくて大きな一歩です。

 

 

おだやかな心への第一歩がここにあります。

 

 

(『苦手な人と顔を合わせなければならない時の7つのコツ』)

 

 

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