今日のタイトルは、
『答えは、
探し求めるものではないんですよね』
です。
私を含めた現代人は、
どんなことでも自身の外側へと
“答え”を求めたがります。
“外側”に求めるというのは、
どこかに確かなモノがあるですとか、
何か特別な存在になるですとか、
何かを達成すればよいですとか、
どこかに何かを
求めている姿勢のことです。
無意識にそのように
してしまっているのが
私たち現代人なんです。
これは、
現代の日本の社会全体の
価値観もあるでしょうし、
風潮もあるでしょうし、
今までに私たちが受けて来た
教育の影響もあるのでしょうね。
そこは、私一人がどうのこうの
言ってみても仕方がないのですが、
大切なのはここからです。
夢は持たないと
いけないのか？
ゴールや目標は、
ないといけないのか？
何かを成し遂げないと
価値ある人生ではないのか？
人生の意味は
何なのだろうか？
・・・近年、
このような悩みを抱えながら
とても苦しんでいる方が
本当に多いんです。
そのお気持ちは、
とてもよくわかります。
私も同じことで
悩んできましたから。
以前にも、
『何のために
生きているのですか？』
というタイトルで
ブログを書いた時にも、
非常に大きな反響を
いただいています。
これは、
そうした現代日本の世相を
反映しているのだと思っています。
さて、
結論から申し上げますと、
さきほど挙げましたモヤモヤ・・・
そのようなものは、
全部持っていなくたって
構いません。
なぜならば・・・
『答え』というものは、
探し求めるものではなくて、
自分自身で
『決める』ものだからです。
あるいは、自分自身で
『見出して』いくものだからです。
人生の目標やゴール、
価値や意義というものは、
私たちが思い描いている
所謂ひとつの『答え』でしょう。
何やら光輝く宝物のような
“モノ”が“ある”と思っているんです。
私たちは、
なんでも答えは“ある”と
思い込まされています。
答えは求めるもので、
“ある”ものだという姿勢こそが
どこかに何かを求めている姿勢ですし、
『眼』が外側へと向かっている
確かな証なんです。
『答え』を自分以外の“どこか”、
あるいは、自分以外の“なにか”に
求めている姿勢なんですね。
だから現代人は、
『瞑想』が苦手なんです。
『瞑想』というのは、
そういった方向性の
ものではありませんから。
答えなんて、
どこにもありません。
何かになることでもなく、
どこかに何かが
あるものでもないんです。
人生の目標やゴール、
生きる価値や意義というものは、
自分自身が見い出していくものです。
『答え』は探し求めるのではなくて、
自身が見出していくものです。
自分の外側に
あるものではありません。
答えや結果を求めると
答えや結果への執着が
強くなっていくだけで、
現実とのギャップが
さらに深くなってしまって、
苦しみが増す結果になるだけです。
もちろん、
上手くやっている人も、
たくさんいます。
でも、それは、
“自分自身で”そういった
生き方や意義や意味、目標を
選び取ってきた人たちです。
その人の生き方は、
その人の生き方です。
そんな人たちの人生と
自分の人生を比較して苦しむ
必要なんてありません。
他者とあなたの
人生の比較は、
他の動物の人生と
あなたと人生を比較することと
同じくらい意味のないことです。
ただ属性が同じなので、
比べやすいから
比べてしまっている。
ただそれだけのお話で、
やっていることは全く同じです。
ナンセンスです。
（無意味です。）
自分のモノに
したいという欲求に
こだわってはいけません。
言い換えると、
自分勝手な感情に
巻き込まれてはいけない
ということです。
“健康な心”でもって
自分の果たすべき役割と
なすべきことがらを
積極的に果たしていくことです。
その“健康な心”というのが、
理性と冷静さを保つことであり、
『気づき』
とともにあることなんです。
そうしたあり方こそが、
『瞑想』が教えている
幸せで満たされた心なんです。
これから、ゆっくりと
気持ちの持ち方を
変えていきましょう。
明るくておだやかな心とともに、
今、ここを生きていきましょう。
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