突然ですが、
あなたは、『瞑想』に
何を求めていますか？
『瞑想』に興味・関心を
抱かれたということは、
何かを求めて興味・関心を
抱かれたのではないかと思います。
おだやかになりたい、
人間関係を改善したい、
仕事の効率を上げたい、
より善い人生を歩みたい・・・
などなど。
これらは、
簡単に一言でまとめるとすると、
『結果』を求めている
ということになるかと思います。
取り組むからには、
何かしらの『結果』を求める・・・
それは、言ってみれば
当然と言えば当然のことです。
と・こ・ろ・が・・・
そうした『結果』が
得られないと言って
苦しむ方が大変多いんです。
思っていた通りにならない、
望んでいたモノが得られない、
落胆、失望、無力感・・・
・・・これは、
どういうことかというと、
あまりにも『結果』に
とらわれてしまって、
執着し過ぎてしまうことから、
苦しむことになってしまうんです。
『瞑想』は、
何かになろうですとか、
何かを得ようですとか、
そういったことを求める
モノではないからです。
むしろ、
何かになろうですとか、
何かを得ようですとかいった
心があるのだという自身の姿を
真正面から
観ていかないといけません。
自身の心と身体の
動きや変化を
観察していくことが
『瞑想』だからです。
観察していくということは、
さまざまな感情を無くそうと
するわけではありませんし、
あって悪いというという
わけでもないんです。
私は、
こうしたことを
感情や思考、
悩みや苦しみと
『同居』
していくことが
できるんですよ、
と言っています。
気に入らないものを
排除しようとしたり、
どうにかしようとするところから
苦しみが生じてきます。
あっていけない
ものではないんです。
むしろ、そうした感情は、
自然にあるものなんです。
そうした自然にあるものを
ただ自然なものとして
観察していく・・・
だから、私は、
『同居』
していくと呼んでいます。
（※他に適切な言葉が
あるのかもしれませんが、
見つからないので私は、
『同居』と呼んでいます。）
答えや結果を求めると
答えや結果への執着が
強くなっていくだけで、
現実とのギャップが
さらに深くなってしまって、
苦しみが増す結果になるだけです。
私たちは、
自分が望んでいないことが
目の前に現れてきたその時、
心は嫌悪を感じ始めて、
苦しくなったり、
悩んだりするようになります。
自分が望む答えや結果が
得られない時も同じですね。
間違った捉え方によって
苦しみが生じるからです。
この誤った捉え方を
放って置かないでください。
苦しめば苦しむほど、
悩めば悩むほど、
考えれば考えるほど
大きくなっていきますから。
心が苦しまないようにするには、
執着や嫌悪感を持つことを
無くしていくことです。
それは、まるで、
お天気がどんどんと変化して、
常に移り変わっていくことと
同じだと捉えていくことです。
心もまた、
お天気と同じでどんどんと変化して
移り変わっていくからです。
次から次へと移り変わっていく
大空に浮かんでいる雲に対して
あなたは執着をするでしょうか？
次回のブログでは、
具体的にどのようにして
対応していけばよいのか？
について、さらに詳しく
お伝えしていきます。
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