元サンガ編集部編集長の佐藤由樹さんと副編集長の川島栄作さんのお二人をお招きして、無事にトークライブを終えることができました。
私が“進行役”としてライブ配信を行うということで、久しぶりに心地よい緊張感を味わうことができました。
テーラワーダ仏教、瞑想、マインドフルネス関連書籍の出版では、右に出る出版社はないというほど有名な出版社のお方をお迎えするのですから、緊張しないわけがありません。
ライブ配信終了後、早速、
「素晴らしい内容でした」
とのご感想をいただいておりまして、大変嬉しい限りです。
ご視聴の方々へ、まずは有意義なお時間をご提供できたのではないかとホッと一息つくことができました。
さて、ライブ配信というのは、かなり頭をフル回転させます。
もちろん事前に打ち合わせを行ってはいるものの、即座に答えないといけなかったり、機転をきかせた立ち回りが必要だったりと、難しさを感じる場面が多々あります。
そのようななかで、十分にお伝えできなかったことがひとつあります。
それは、私に投げられた質問で、
「(伊藤にとって)
先生とはどういった存在か?」
に対する答えです。
ライブ配信中にお答えさせていただいた回答は、随分と回りくどいことを話していまいましたが、もう一度、よく振り返り、思い返してみました。
私にとって先生(師)とは、ひと言で表現するならば、「信頼」であり、「道」そのものであるかと思います。
学ぶ側の身にあって、教えを授けてくださる先生への信頼は必須であると考えています。
いや、信頼は必須であるというよりも、信頼は絶対なのではないかと考えています。
自分の先生の言葉に対して疑いの眼差しでもって聞いていたとしたら、それは全く学びにはならないでしょう。
また、全く身につかないでしょうし、自分のものにはならないでしょう。
師弟の深い信頼関係があるからこそ、学びをより深めることができるのですし、師の教えを受け継いで、自身の血肉としていくことができるのです。
また、その学びはそのまま私の「道」であるとも考えています。
あるいは、それがそのまま私の「生き方」であり、「人生」そのものであると言い換えることができると考えています。
ですから、私にとっての先生とは、瞑想を教え導いてくれる存在であるとともに、人生を教え導いてくれる存在であるということです。
実は、私がこのような考えに至ったのは、母校である大学の講堂(礼拝堂)で毎朝繰り返し流されていた法話のテープがきっかけとなっています。
当時、私は、毎朝、大学の講堂で行われる朝の勤行に参加をしてから講義へ出ることを日々の日課としていました。
大学の講堂では、どのような法話が流されていたのかといいますと・・・
「たとい法然上人にだまされて地獄におちたとしても、けっして後悔はしないわたくしである」
大変よく知られた有名な一節です。
これは、浄土真宗の親鸞聖人の言葉であるとされていますが、師である法然上人への篤い信頼と、自身が歩む「道」への確信が底辺にあると受けとらせていただいています。
私も「先生」と「私」、「師」と「弟子」との関係を、この親鸞聖人と法然上人のお姿に重ねて合わせながら考えていたのでした。
タイでは、実にさまざまな師と出会い、さまざまな教えを受ける機会に恵まれました。
なかでも、私が、先に述べましたように深く信頼する師との出会いに恵まれたことは、大変幸せでした。
このような自身の体験から、私にとっての先生(師)とは、「信頼」であり、「道」そのものであると考えています。
さて、皆さまは、どのようにお感じになりましたでしょうか?
皆さまとっての「先生」とは、どのような存在でしょうか?
実は、トークライブでは、当初予定していた内容を全て話し切れてはいないのですが、大変濃い内容のお話ができたのではないかと感じています。
私としては、今回、話し切れなかったテーマもいつか語ってみたいと思っています。
個人的には、ぜひとも第2回目を開催したいです!
■ライブ配信の録画は、下記からご覧いただけます■
【元サンガ編集部編集長の佐藤由樹さんと元サンガ編集部副編集長の川島栄作さんとFBトークライブ】
(YouTube)
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(『「先生」とはどういった存在ですか?~元サンガ(出版社)編集部のお二人との対談~』)
タイで“瞑想”修行
日本で“迷走”修行
タイの森のお寺で3年間出家
“瞑想”から“迷走” そしてまた“瞑想”へ
自己を探究していくお話を
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